こんにちは。
三重県鈴鹿市を拠点に外構・エクステリア工事を営む有限会社 美清園です。
今日は以前書いた記事「土間コンクリート打ちってどうやるの?」の続きです。
前回は土間コンクリート打ちの様子や手順についてご紹介しました。
今回は土間コンクリート打ちの仕上げ方法の一つである「刷毛引き仕上げ」の様子をご紹介したいと思います。
【おさらい 土間コンクリート打ちの手順】
①掘削、床堀り
②転圧
③砕石を敷き、路盤を敷き詰め転圧
④型枠をつくる
⑤ワイヤーメッシュ筋をひく
⑥スペーサーをワイヤーメッシュの下に置いてワイヤーメッシュ筋を浮かせる
⑦コンクリートを流し込む
⑧トンボやタンパーで表面を均一に均す
⑨少し時間を置き、コテで均す
以前は上記手順の⑦~⑧あたりを写真で紹介しました。
今回は⑨「コテで均す」とその後の仕上げ方法について紹介したいと思います。
【コテで均す】
▲板をコンクリートの上に敷き、その上に乗ってコテで均していきます。
そのままコンクリートに乗ってしまうと、まだ完全に固まっていない為、靴跡などが付いてしまいます。その為、こういった足場板を使って少しずつ移動していきます。
【仕上げ:刷毛引き仕上げ】
コンクリートを型枠の中に均一に流し込み、均した後、刷毛で横向きに線をつけていきます。
その様子がこちらです▼
▲長い刷毛を持ち、奥から手前へ、また、手前から奥へサーっと跡をつけています。
▲手前が刷毛引き後で艶がなくなっています。
奥(道路側)は刷毛引き前なのでまだ艶が残っているのがわかりますか?刷毛引きにすることで横に線が入り、滑り止めの役割を果たします。
▲刷毛引きが終わったら土間コンクリートの周囲をコテで押さえていきます。
▲丁寧にコテで押さえ綺麗に仕上げていきます。
【刷毛引きの完了】
▲刷毛引き後の状況です。このまましばらく乾かします。
これで完璧に乾くと車が乗れるようになります。
最後に型枠を外して完成です。
【まとめ】
駐車場などの土間コンクリート。
仕上げ方法一つで見た目や機能が変わります。
新築で土間コンクリートを打つ際や、リフォームなどでやり直す際の参考になれば幸いです。
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